
俺は基本的にネットナンパ専門なのだが、最近仲良くしている友達にストリートナンパ師がいる。このブログでもちょこちょこ登場している爽やかイケメンだ。
彼曰く、「地方の子は優しいし反応も良いからストナンに適している」とのことだった。
友「ストナン楽しいで~」
俺「そうなん?怖い」
友「東京の女と違ってガンシカもない」
俺「ほんとか?」
友「うまくいけば直ホ(直接ホテル)もあるで?俺はあった」
俺「ほんとかよ」
友「つーかネトナンとか甘えやから」
友「そんな甘えた女遊びライフで満足なんか?」
俺「そこまで言うなら行くよ!!」
煽られた結果、単純な俺氏は遠征ナンパを決意。イケメン氏おすすめの盛岡へ向かうこととなった。
一日目:盛岡上陸。久しぶりのストナン開始!

東京から新幹線でおよそ3時間、初の盛岡上陸。超絶ハイパー田舎を想像していたが、思ってたよりも普通に街だ。
盛岡駅から10分ほど歩き、大通りという名のメインストリートにつく。この写真のところがそれだ。
友「夜になったらここでやるんやで」
俺「マジかよ…」
俺は4年ぶりくらいのストナンなので、恐怖しかなかった。
しかも昔やっていた頃も基本的にはチームでやっていて、トークの上手い仲間に寄生する形だった。
友「あんだけ勧めて結果残せなかったらやばいな…がんばらなきゃ」
イケメン氏もプレッシャーを感じているようだった。

田舎特有の古いホテルにチェックインし、準備を整える。果たしてここに女を連れてくることはできるのだろうか…。
そして夜、盛岡の新鮮な海鮮を堪能し、大通りへ繰り出す。
イケメン氏は手当たり次第に声をかけるタイプのスト師ではない。ピンポイント型だ。しかも女の容姿にうるさい。
俺が余裕で食いたいレベルの女でも、「スト低やぞ」とか言って行く気無し。ナンパ待ちにもいかない。めんどくせえ野郎だ。
大通りを何週もぐるぐる練り歩き、ついにイケメン氏が動く。ナンパ師御用達のカウンターアプリが起動される。
友「あれ行くか」

その目と動きは完全に獲物を視線に捉えた動物のそれだった。
友「こんばんは~」
真っ先に声をかけてくれたイケメン氏に続くように俺氏も回りこみ、両サイドを固める。
しかし…しゃべれない!毎日のように女遊びをしていて女慣れしているこの俺が、言葉一つ出ない…!
反応があまり良くなく、普通にリリース。次を探す。
これがストリートナンパ…久しぶりにやったけどやっぱりこええ。しかもイケメン氏は普通に怖い田舎のヤンキーギャルみたいな女にいくし…。
友「あれ行くわ」
ソロ案件でも一人で突撃するイケメン氏。すげえ。
しかし一日目は特に何の成果もなく、ホテルに戻る。
友「今日は案件が少なかった。本番は土曜日の明日や」
これ本当に女捕まるのか…?
ガンシカとかも普通にあったし、なんかヤンキーみたいな古いタイプのギャル多いし怖えよ…
何でみんな揃いも揃ってダメージジーンズ履いてるんだよ…東京じゃ今時ダメージジーンズ履いてる奴なかなかいねえぞ…
と不安を抱えたままその日は眠りにつく。
二日目:イケメン氏、連れ出しに成功する

本番である二日目。昼間は盛岡名物である冷麺を堪能し、夕方からナンパ開始。
友「意識を高く持っていかないとダメだ」
俺「はい」
友「ソロでもいけそうな案件にはガンガン声をかけること」
俺「えぇ…」
友「土曜のこの時間のソロの子はたいてい友達と合流して飲みに行く。番ゲしとけばそのあと二次会で合流できる」
俺「そんな馬鹿なw」
そしてしばし徘徊。
友「あれ行くわ」
待ち合わせと思われるソロの子に颯爽と声をかけ、和む。すげえ。
待ち合わせなんて俺なら彼氏が来たらどうしようとか考えちゃって全然無理だ。
しかし普通に楽しそうに喋っている…すげえ!!!!
20分くらい話していただろうか?イケメン氏はLINEをゲットして放流。
友「友達と待ち合わせしてた。あとでその友達も合わせて合流できるかも」
まじか。すげえw
ナンパ師がかっこいいと初めて思った瞬間だった。
俺氏も一回ソロで一人の子に突撃。怖がられて無事撃沈。
友「今のはタイミングが遅かった。あんな場所まで行ったら周りに人がいないし暗いから怖がられて当たり前」
たしかにビビって声をかけるのが遅くなってしまった。そして『声をかける』ということに意識を集中しすぎていて、周りが一切見えていなかったのだ。
その後、イケメン氏に声かけの基本をいろいろと教えてもらう。
後ろから声をかけてはいけない、距離も近すぎず離れすぎず、暗い場所や人が全くいない場所で声をかけてはいけない、キャッチの存在を確認しておく、などなど。
要するにちゃんと周りを見ろ、ちゃんと女の気持ちを考えろということだ。
どれも少し考えればわかるようなことだが、確かに全く考えていなかったようなことばかりで、素直に勉強になった。
その後、イケメン氏が何人かソロで声をかけ、LINEゲットまではいけるが連れ出しはならず。
結局前半で和んでLINEゲットをした子とそのお友達と合流することに。
時間は0時くらいだっただろうか、スムーズに合流に成功し、近くの居酒屋へ。
女の子のスペックは極めて普通、可もなく不可もなくほどよい案件だった。
あとはいつも通りクロージングするだけ!ここからは俺でも戦えるぞ!と張り切って臨むも、恐ろしいほどに食いつき0www
そうかなるほど、相手もこちらを選ぶネトナンやバーナンと違い、その場でお互いを一切知らない状態(その場のノリ)ですぐに事が決まるため、相手が「自分に食いつきがなくても連れ出せてしまう」こともあるのがストナンなのだ。
あまりにもわかりやすい食いつきの無さに、早々とリリースする俺氏とイケメン氏。
二日目は連れ出しには成功するが、それ以上までいかずという微妙な結果でホテルへ戻る。
三日目:俺氏、ナンパで消耗し頭がおかしくなる
三日目も評価の高い前沢牛と冷麺を堪能し、街へ繰り出す。あれ?グルメブログかな?
はっきり言って俺はもう諦めの境地に達していた。
友「しばらくソロでやろう」
俺「え?」
友「二人でいると話し込んじゃったりして甘えちゃうから離れてやろう」
俺「なにを言ってるんだこいつは」
颯爽とどこかへ行ってしまうイケメン氏。
たしかに一人で歩いている女はたまにいる。いるけど…。
ロフトの建物の前で一人呆然とする俺氏。



圧倒的地蔵
地蔵すぎて拝む人が現れてもおかしくないレベル。
怖い、怖すぎる。一人で道を歩いている普通の知らない女に声をかけるなんて普通じゃない…イカれてる!
しかも歩いてる女だいたい田舎のヤンキーギャル!だいたい茶髪にケバメイクにダメージジーンズ!
もうダメだ…俺には無理だったんだ…
三日目ということもあり、肉体的にも精神的にもかなり疲れが溜まっていた。
辛い…帰りたい…
おとなしく東京でネトナンだけしてしていれば何も不自由することはなく、こんな辛い思いもしなかったのに…。
もう心は完全に折れていて、今にも泣きそうだった。
ふと建物の鏡に映る覇気のない自分を見て我に返る。

東京から盛岡まできてなにをやっているんだろう。
素晴らしいタイミングで街頭アナウンスが鳴り響く。
「迷惑行為の排除についてのご案内をいたします~」
「通行人への迷惑行為は法令に抵触する場合がありますのでやめましょう~」
ああ、やめたいよ。もうやめたい。お前に言われなくてもやめたいよこっちは。
俺は何がしたいんだろう。
ナンパをしたいんだ。
俺は何でここにいるんだろう。
本当にナンパがしたいのか?したくないから声をかけないんじゃないのか?
じゃあナンパをした先に何がある?
俺氏、三日目の夜中にとうとう頭がおかしくなる。
その日は死にそうな顔をした俺氏を見かねてか、イケメン氏も諦めてラーメンを食ってホテルへ戻った。
ネトナンのプロ(笑)、完全敗北
帰りの朝、新幹線の時間までイケメン氏と反省会をする。
友「俺がダメだった。声かけの数が圧倒的に足りなかった」
俺「俺も全然ダメだったよ…今まではネットに甘えてたよ…」
友「でも楽しかった!」
俺「えぇ!?」
友「俺はボウズ(成果無しのこと)でも楽しいんだ。ナンパを愛しているんだ」
俺「ワロタ。あんたイカれてるわ」
友「ナンパは楽しめないと上手くいかないよ!」
俺「先に言ってよ」
そんなこんなで遠征ナンパは大失敗でフィニッシュ。
ちなみに東京に帰ってきたその日にパブスタに行ったら即連れ出しに成功したので、やっぱりストナンは難易度が異常だなと思いました。
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